SIMカードの使われ方
2018年04月06日 19時35分
一番皆様が慣れ親しんでいるSIMカードは、このキャリアが貸し出しているポストペイドSIMカードでしょう。
ポストペイドSIMカード
ポストペイドSIMカードでは、通信事業者との契約内容に応じ、通話や通信を利用した後に、それらの料金を払うシステムになっています。
多くの皆様がNTTドコモなどの通信事業者の回線を利用する場合、このポストペイドになります。
プリペイドSIMカード
海外では非常に一般的なのが、このプリペイドタイプのSIMカードです。SIMカードを購入し、
バランスをチャージすることによってサービスを利用することが可能になります。
通話が可能な物からデータ通信専用の物までいろいろなタイプが用意されています。
日本でもソフトバンクから「プリモバイル」、nuromobileが提供するデータ通信専用の「Prepaid LTE SIM」などのプリペイドSIMカードが販売されています。「Prepaid LTE SIM」は、自動販売機で買えるSIMカードとしても知られています。
関西空港などに設置されているそうですが、SIMカードと自動販売機の組み合わせは、外国人の訪日需要を見越した、非常におもしろいアイデアですね。
ちなみに音声通話用のプリペイドSIMカードを手に入れる場合には、携帯電話不正利用防止法により、本人確認が義務づけられています。
通常、キャリアのSIMカードは、スマートフォンなどの携帯端末を購入した際に、同時に入手するのが一般的です。
キャリアの端末は通常、そのキャリア以外では使えないように機能が制限されていますが、これを「SIMロック」と呼びます。
このSIMロックされた端末に当該キャリア以外のSIMカードを挿しても、その端末を使用することはできません。
現在は、キャリアが販売した端末であっても、条件付きでSIMロックを解除することは可能になっています。
近年、日本で市場を拡大しているのが「SIMフリー端末」です。
このSIMフリーは、そもそもSIMロックがかかっていないスマートフォンや携帯電話で、海外ではほぼ当たり前です。
こうした「SIMフリー端末」は、最近「格安SIM」などとも呼ばれる「MVNO(仮想移動体通信事業者)」のSIMカードを利用する場合、相性抜群です。
MVNOはメジャー通信キャリアから、安く回線を借りて、利用者に提供するサービスです。
現在、MVNOが提供している様々な格安SIMカードがあり、このようなSIMカードをSIMフリー端末に挿すことにより、
「通話定額」「定量制の高速通信」などのサービスを利用することができるようになります。
もう一つ、非常に一般的なのが、SIMフリー端末に、海外のSIMカードを挿して利用する方法でしょう。